2019.07.26 13:13:50
言語を学ぶという事は…
さて、前回のコラムで「 英語を体系的に学習するのは、小学校高学年~中学校に入った頃が最適だと思います。」と書かせていただきました。
この理由について少し説明します。
言うまでもなく、英語は言語です。
言語って、人間同士の情報伝達の手段ですよね。
文字や音声で、自分の思いや感情、事実や状況などを含めた情報を誰かに伝えるための手段です。
という事を踏まえると、言語を操る前に「伝えたい気持ち」「受け取る姿勢」と育むことが大事なのがわかります。
言葉を覚える前の赤ちゃんは、表情や声の強弱、ジェスチャーやボディランゲージなどで自分の思いや感情をまるのままドカーンと表現しますよね!
でも、だんだんと社会性が身についてくると、場に応じた表現の仕方を覚えて、声の出し方も学習し、顔の表情や身体も上手に使って表現ができるようになってきます。
小学校に上がった頃には、周りの人と言語を使っての意思疎通が 大まかなにできるようになります。
この能力がググっ↗と発達するのは小学校中学年~高学年くらいでしょうか。学校でも、お友達の意見に耳を傾けて、それを踏まえて自分の見解を述べる、といった授業が多くなってきます。
この頃が第二言語を学び始めるのに最適だと私は感じています。
そうは言っても小学校高学年から始めるのはちょっと遅いような気がする…。
中学受験を視野に入れているのなら、英会話教室より塾へ行った方が…。
…といろいろな気持ちが渦巻くのが保護者というもの。
もちろん、幼児の頃からでも、小学校低学年からでも、子どもが「やりたい!」と思った時が学び時です。
ただ、本当の意味で言語学習が腹落ちするには、ある程度の精神的な成熟が必要になってくる、ということです。